山岸凉子漫画感想ブログ

山岸凉子先生の漫画作品の感想を書いていきます。普通にネタバレしてますのでご注意ください。

居候・訪問者

理由も動機もわからない怖さ。「蛭子」1985年

あらすじ 上京して一人暮らしを始めた貧乏女子大生・里見は、一度挨拶に行っただけの遠縁の美少年・春洋(はるみ)に懐かれる。 しょっちゅう遊びに来るようになった春洋を、初めは弟のように可愛く思っていた里見だが、春洋が部屋に来るたびに奇妙なことが…

男を狂わせる美幼女は蛇神なのか、それとも。「蛇比礼」1985年

あらすじ 高校生の達也の家に、孤児となった従妹の美少女・相馬虹子(にじこ)が引き取られて来た。 しかし、気のふれた父に育てられた虹子は、その異常なまでの妖艶さで周囲の男たちを狂わせていく。 カジュアルな服を着た虹子のガッカリ感。 同じく魔性の…

真っ白なレースの下の、甘く劣悪な臭い。「星の素白き花束の…」1986年

あらすじ 亡くなった父の愛人の娘(異母妹)を引き取ることにしたイラストレーターの聡子。 初めて会う異母妹の夏夜(かや)は中学3年生。 夏夜は聡子のイラストから抜け出てきたような可憐な美少女だったが、異常なほど無口で陰気で偏食、そして男にだけは…

雨の日、未来の娘がやって来る。「雨の訪問者」1979年

あらすじ 独身貴族の久仁子のアパートに、ある日突然ベルと名乗る小さな女の子が現れた。まるで昔から一緒に暮らしていたかのように親しげに振る舞うベルを、久仁子は不思議に思うが…。 原理はわからないけど、ほのぼの。山岸作品の中でも数少ない、最初から…

人魚は報われない恋をしがち。「わたしの人魚姫(ネプチュナ)」1974年

あらすじ ジョリーは砂浜に倒れていた少女・ネプチュナを発見する。記憶喪失のネプチュナを世話をするうちに、足を与えられた人魚姫を思わせる美しい彼女に惹かれていくジョリーだったが…。 きみが人魚姫なら……王子さまはぼく? 山岸先生の淡い恋物語といえ…

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