山岸凉子漫画感想ブログ

山岸凉子先生の漫画作品の感想を書いていきます。普通にネタバレしてますのでご注意ください。

美醜

海で死んだあの子の記憶。「海の魚鱗宮」1985年

あらすじ 娘の和美を連れて、久しぶりに郷里へ里帰りした寿子(としこ)。無意識のうちに自分の郷里を嫌っていたことに気づいた寿子は、その原因である、昔海で溺れて死んだ「奈保子ちゃん」という少女のことを思い出す。 あの夢の中の女の子は……ナ・ヲ・コ……

真っ白なレースの下の、甘く劣悪な臭い。「星の素白き花束の…」1986年

あらすじ 亡くなった父の愛人の娘(異母妹)を引き取ることにしたイラストレーターの聡子。 初めて会う異母妹の夏夜(かや)は中学3年生。 夏夜は聡子のイラストから抜け出てきたような可憐な美少女だったが、異常なほど無口で陰気で偏食、そして男にだけは…

母は娘に嫉妬する。「鏡よ鏡…(旧題:星の運行)」1986年

あらすじ 14歳の雪のママは美人女優の羽深緋鶴。しかし雪はママに似ても似つかぬニキビ面で「子豚ちゃん」と呼ばれるほど丸々と太ったいじめられっ子だった。ママのような美人に生まれつかなかった自分に落ち込みつつも、ママを誇りに思っていた雪だったが……

絶世の美女の自覚なき悪意。「黒のヘレネー」1979年

あらすじ 絶世の美女ヘレネー。彼女はいつでも美しく、素直で、微笑みを絶やさず、誰にでも優しく、そして誰からも愛された。しかし彼女の美しさは知らず知らず周りを不幸へと導いていった…。 「その女のまわりは禍々しい黒いものでいっぱいだ!」 この話す…

どうしてお姉ちゃんばかり…。「常世長鳴鳥」1985年

あらすじ 中学生の雪影(ゆきえ)は、家族の愛情を一身に受ける美しい姉・花影(はなえ)を幼い頃から憎んでいた。自分の将来、好きな人まで奪われそうになった雪影は、ある行動に出る…。 どう考えても家族が悪い。 美しい姉・花影は冒頭からいきなり川には…

それは、彼女にだけ見える友達。「ティンカー・ベル」1973年

あらすじ ダフニーのたった一人の友達は、小さい頃から側にいたティンカー・ベルだけだった。ダフニーが悲しい時、ティンカー・ベルだけがいつも彼女を慰めてくれていたが、ある日出会ったギーと親しくなるにつれて、ティンカー・ベルは彼女の目に見えなくな…

ママン、あたしは醜いの?「ラプンツェル・ラプンツェル」1974年

あらすじ 若き植物学者のオクターヴは、塔の中に住む美しい少女ミケティと出会う。ミケティは母親に「おまえは醜い」と言われ続けながら育てられていた。 「マ、ママン、あたしはみにくいの?」「そうよミケティ。外にでたらころされるわ」 ものすごい美少女…

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