山岸凉子漫画感想ブログ

山岸凉子先生の漫画作品の感想を書いていきます。普通にネタバレしてますのでご注意ください。

人魚は報われない恋をしがち。「わたしの人魚姫(ネプチュナ)」1974年

あらすじ

ジョリーは砂浜に倒れていた少女・ネプチュナを発見する。
記憶喪失のネプチュナを世話をするうちに、足を与えられた人魚姫を思わせる美しい彼女に惹かれていくジョリーだったが…。


きみが人魚姫なら……王子さまはぼく?

山岸先生の淡い恋物語といえば、片方は大体人間じゃありません。
海辺で拾われた、記憶喪失で知恵遅れの美少女ネプチュナに恋をするジョリー。山岸先生の短編は「謎の人物が主人公の家に転がり込んでくる」話が多い。
扉の人魚姫の絵が、基本の人魚と違って「下半身が魚」ではなく、2本の脚にウロコがついてるのというのが新鮮です。

「星! 星!」
「ふふふ。まるで生まれてはじめて星を見るみたいだね」
星の見えないところ…って、海の底……。
ネプチュナ、きみはいったい!

しかしネプチュナはジョリーではなく、ジョリーの兄のテオルドに恋をしてしまう。ジョリー、誰よりも甲斐甲斐しく世話してるのに…。
ところがテオルド兄さんには婚約者がいるので、ネプチュナの恋も実らず、ネプチュナはある日海へ消えてしまいます。何しに上陸した。

収録コミックス

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