王朝の年の差兄弟愛に萌え。「水煙」1986年
あらすじ
男大迹大王(おほどのおおきみ)と婢の子である13歳の阿豆王(あつのきみ)は、後見人のクロヒトが死に、父の唯一の手がかりである耳飾りを手に都へ向かうが…。
「都の人はみんな冷たいんだよ。一人を除いてはね」
処世術に長けた少年が「王子様」として扱われることは最初から諦めて、一目父に会う、ついでに将来は武人になるために都に出てさまざまな経験をするという歴史もの短編です。
都で出会い、その後も何かと阿豆にちょっかいを出してくる青年・次次雄(ススオ)と阿豆のやりとりにBL臭を感じるので好きです。
この次次雄、いざという時は助けてくれるし、阿豆をコチョコチョとくすぐるのが趣味なんだぜ…!
実はこの次次雄が次の大王で、阿豆の異母兄でしたーというハッピーエンド。よかったね。
最後のシーンでニコリともしない次次雄の部下に「次次雄がくすぐるのはあなただけ」とツッコミを入れられてるところとか萌え。腐敗した朝廷の次期王と王子の兄弟愛か…。いける。
収録コミックス
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