山岸凉子漫画感想ブログ

山岸凉子先生の漫画作品の感想を書いていきます。普通にネタバレしてますのでご注意ください。

オムニバス

桜がテーマのオムニバス。「天沼矛」1986年

「桜」をテーマにしたオムニバス。 まったく雰囲気の違う3編の短編で構成されています。個人的には第二話が薄ら怖くて好き。 第一話 夜櫻 どうしてここはいつも夜なのあの桜はなぜいつもいつも花びらを散らすの? 尽きることもなく 神話の世界。一人ぼっちで…

幻想的なオムニバス。「幻想曲」1977年

幻想的な短編いっぱいのオムニバスです。あまり感想はない。 虹(プレリュード) 一切台詞のない絵のみの短編。7人の女神が次々に太陽の神とキスして落下(落花!)するとやがて虹となる。 山岸先生の描くギリシャっぽい衣装って好き!この女神様たちは虹が2…

笛を吹く時、何かが起こる。「笛吹き童子」1986年

笛にまつわる短編二本立て。 第1話「石笛」 山梨のとある旧家。亡くなった祖父の葬式にやって来た親戚は、宝の山(遺品)を漁りに来たハイエナばかり。 残された祖母は曾孫である美沙ちゃんに倉の鍵を渡し、「石笛(いわぶえ)」という古い笛を渡します。お…

3人の女性の物語。「三色すみれ」1973年

3話入りのオムニバス。3人の女性の物語です。エピソードごとに時代が飛ぶのですが、ヒロインたちが着てるドレスがちゃんとロマンティックスタイル→エンパイアスタイル→アール・ヌーヴォーと変化していて細かいです。時代考証ちゃんとしてる。 第1話「雫」 ル…

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