オール実話の怖い話。「読者からのゆうれい談」1983年
73年の『ゆうれい談』から10年の時を経て、続編。
当時『ゆうれい談』を発表した後に山岸先生へ届いた、「霊的体験を綴った、おびただしい数のお手紙」の中からいくつかピックアップされた怖い話です。3話しか入ってないですが。短い。
かくれんぼをしていた女の子の「箪笥の中に誰かの手が…」という話が怖かったです。
実話・創作に関わらず、昔から「箪笥」とか「押し入れ」といった収納にまつわる怖い話は多い気がします。人が入ってそうな大きさだからかなぁ(そのまんま『押し入れ』という山岸作品もアリ)。
山岸先生、送られてきた「読者のゆうれい談」を全て読み切らないうちに処分してしまったらしい。
あまりにあまりに恐くて読み進む事ができなかったのです!!
そんな話のつまっているダンボール箱が不吉で不吉でたまらなかったのです、わたし。 もう金輪際、読者の皆さまの体験談なぞ要求したりいたしません!
恐怖ものをよく描いたり実際に幽霊的なモノを見る人でもだめなものはだめなのか…。
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