山岸凉子漫画感想ブログ

山岸凉子先生の漫画作品の感想を書いていきます。普通にネタバレしてますのでご注意ください。

えっ、おにぎりの具を当てる能力めっちゃ欲しい…。「ゆうれい談」1973年

山岸先生が漫画家仲間から聞いた「幽霊談」を一挙公開!
「手ぬぐいを巻いた幽霊、柳の精霊に恋された姉、幽霊に脚を引っ張られて膝がはずれた少女、窓を叩き続ける左手…。
実際にあった怖い話、それと私の好きな「不思議で奇妙な話」もちゃんと入ってて嬉しいです。
やっぱり「怖い話」は怖い! 特に「石垣の上を走る少年」の話が絵面的に怖いです。「国分寺の石垣の道」だそうですが、まだあるのかなー。怖いもの見たさで行ってみたい。
大島弓子が予知夢を見る話はなぜか納得してしまいました。大島先生めっちゃ予知夢見そうな作風だもん。

話と関係ないですが、歌いながらマンガを描くシーンで「バビル2世の主題歌を歌うアシさん」が「年をくっているのにナツマンではない」と書かれているのにびっくりしましたよ。さすが70年代。貸本屋も出てくるし。
この頃は山岸先生の絵もまだ線が太くて若干コミカルで、後の鬼気迫る恐怖絵ではないのがありがたいです。続編の『読者からのゆうれい談』は線が細くて怖い。

ささやななえ(現:ささやななえこ)の特殊能力、「おにぎりの中身を当てる能力」。えっ何それめっちゃ欲しい。

収録コミックス

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